バンコクでの学びを胸に
〜現地で見えた住まいと暮らし〜
これまで全15回にわたりお届けしてきた「レジデンシャル IN タイ〜住まいと暮らしの滞在記〜」は、今回をもって最終回となります。
本連載では、現地での生活や業務を通じて感じた、タイの不動産事情や暮らしの様子をお伝えしてきました。タイと日本の不動産を比べると、制度や契約・決済の方法、コンドミニアムの構造など、さまざまな違いがあります。市場のスピード感や住まいに対する価値観など、実務に触れて初めて実感することも多くありました。
また、街の成長の勢いも非常に印象的でした。タイへ来る前は、街はもっと雑然としており、住宅のクオリティもそれほど高くないのではないかという印象を持っていました。
しかし、実際には新築コンドミニアムは外観から立派で、共用施設も充実しており、日本ではあまり見かけないようなサービスが備わっていることにも驚きました。さらに、当社物件のリフォーム工事も見事な仕上がりで、現地の技術力の高さを実感しました。
住んでいて感じたのは、生きやすさや住みやすさは単に便利か不便かだけでは決まらないということです。インフラや習慣の違いに戸惑うこともありましたが、街の人々は明るく親切で、楽しそうに暮らしている姿が印象に残っています。
綺麗だから、便利だから住みやすいのではなく、そこで暮らす人の価値観や日々の過ごし方によって、住みやすさは形づくられていくのだと感じました。
生活と業務を通じて、「現地に足を運び、自分の目で見ること」の大切さを学びました。
「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、滞在を通して、自分がどれだけ無意識の先入観でタイや東南アジアを見ていたことに気づかされました。多くの情報は誰かの視点や解釈を通したものだからこそ、自分自身で見て、感じて、言葉にする経験を重ねることが大切なのだと思います。
短い期間ではありましたが、バンコクでの生活と業務で得た経験は、今後の業務だけでなく、これからの人生にも活きていくと確信しています。
これまでの滞在記が、タイやバンコクを少しでも身近に感じていただくきっかけになっていれば幸いです。本連載をお読みいただき、誠にありがとうございました。
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